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こんにちは😊4月なり、新人看護師の方は自分の配属先でシャドーイングをすることがあるかと思います。右も左もわからない状態で「シャドーイングって何を見ればいいの?!」っと困惑している方も多いのではないでしょうか。新人看護師の教育にも携ったまるななが集中治療におけるシャドーイングで新人さんに見てほしいと思っているポイントを紹介したいと思います。
目次
そもそもシャドーイングとは?
シャドウイングは、ロールモデルの後ろを影のようについて同行する学習方法です。実際の現場における経験からしか学べないことを学習するために行われます。経験と知識を結び付けることにより、学びが深まることが期待できます。
シャドウイングは、半日~数日という長い時間にわたり行います。そのため、時間の流れの中で、ロールモデルの行動や言動、態度、現場の雰囲気など全体を広く観察することができます。逆に細かな技術を学ぶのには適していません。ただし、シャドウイングを行いながら、実際に実践してもらうなど、技術の指導を組み込むという方法もあります。
シャドーイングは一日をかけて行うことが多いため、業務の流れや職場の雰囲気を感じることができます。そのため、配属されて1日目はオリエンテーションやシャドーイングを行う病棟が多いと思います。
シャドーイングでいろいろ質問してくる病院もあるそうですが、シャドーイングでは業務の流れを感じ取って、自分が働く姿を想像できるようになることが大切だと思っています。「自分はこの職場でこれから働くんだ!どんなふうに先輩たちは一日を過ごしているのかな?どんな声掛けをしているのかな?一日の中で決まった時間に行う業務はあるのかな?」という視点で先輩たちの後ろ姿を見てほしいです。
配属先の病棟によってシャドーイングの目的は異なります。事前に確認しましょう!
シャドーイングでのポイント
挨拶とお礼は欠かさない
シャドーイングでただ先輩の後ろを見ていればいいだけと思って、受け身になってはいけません。自分から先輩に挨拶しましょう。受け持ちか記載してあるメンバー表を見ることで、当日シャドーイングしてくださる先輩が誰なのかわかります。配属したてで先輩たちの顔と名前が分からないかと思いますが、名札を見たりリーダー看護師に聞いたりして担当してもらう先輩を探しましょう。
「おはようございます。今日、シャドーイングでお世話になる○○(自分の名前)です。1日よろしくお願いします。」
かなり緊張するかと思いますが、なるべく明るく元気に挨拶をしましょう。そして、シャドーイングが終わった後はもちろんですが、何かしてもらったときは必ず「ありがとうございます。」とお礼を述べましょう。
また、患者さんにも見学させていただく旨を自分から伝えることが望ましいです。患者さんは、看護師教育のために存在しているのではなく治療のために入院しています。そんな中、見学させていただいてるという事実は忘れてはいけません。
新社会人としてのマナーを意識した挨拶とお礼は欠かさない!
メモは必須
普段はメモがなくても覚えがいい人もいるかと思います。しかし。極度の緊張&膨大な覚える事があるためメモはした方がいいと思います。
メモの取り方は自由ですが、まるななはとりあえず黒で殴り書きをして、家で調べたいことには緑・重要なことには赤・あとで質問したいことには青で下線を引いていました。自分のメモをみて、すぐに振り返ることができるようなメモをすることが時短になります。また、メモをとる用とメモから大切なことだけを丁寧に書き直した業務中に確認する用のメモ帳とで使い分けていました。
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1日の中で決まった業務は何か?
看護師業務で毎日行う業務には、リーダー看護師や次勤務者への申し送り・カンファレンス・おむつ交換・清潔保持のための清拭やシャワー・体位交換・食事・休憩時間などがあります。自分の配属先が何時にそれらの業務を行っているのかや他にどんな決まった業務があるのかを確認しましょう。今後、受け持ちをする際に行動計画を自分で考えて業務を遂行しなくてはなりません。決まった業務があればその業務を行動計画に毎回組み込む必要があります。自分が実際にここで看護師として働くんだという意識をもって、先輩たちが何時に何をしているのかを観察しましょう。
どんな疾患の患者が入室しているのか
そもそも集中治療とは、「生命の危機に瀕した重症患者を、24時間を通じた濃密な観察のもとに、先進医療技術を駆使して集中的に治療する」こと。そして集中治療室(ICU)とは、その集中治療のために濃密な診療体制とモニタリング用機器、また生命維持装置などの高度の診療機器を整備した診療空間をいいます。
引用:日本集中治療医学会
集中治療室は重症患者であれば、どんな疾患でも入室します。そのため、多様な疾患の患者が入院しています。その中でも、脳卒中・心不全・呼吸不全などよく見られる疾患があるかと思います。その病棟でどの疾患が多いのかを確認することで、「集中治療室ってどの疾患から勉強すればいいかわからない!」というよくある悩みを解消できるかと思います。
また、どんな医療機器を使用しているのかも確認しておきましょう。人工呼吸器、透析、動脈ライン、中心静脈カテーテル、、、実習でも見たことがない機械や物品があるかと思います。何かわからないときは、先輩に尋ねてみるのもいいと思います。集中治療室の看護師として働くために、機械への理解も重要となります。家に帰って何を勉強しようか困ったときは、自分が配属されている病棟で実際に使用しているものについて勉強すると、臨床で役に立ちやすいです。(例えば、人工呼吸器の設定やなんのために使用しているのか、、、)
物品の場所を把握
吸引物品はどこにあるか、患者さんが使用する衣類はどこにあるのか、、、、1か所に物品がまとまってはいないため、どこに何があるのかをシャドーイングをしながら確認しておきましょう。
まるななは、病棟の見取り図を簡単に書いて、どこに何があるのかをメモしていました。棚に置いてある物品は、右から何番目で上から何番目の棚なのかも詳細に記載して、探すときに困らないようにしていました。1年目で業務効率が悪い上に、物品の位置を毎回先輩に聞いていては本当に仕事が終わらないため、物品の位置の把握をしておくことはおすすめです。
質問できるように準備しておこう
シャドーイングの最中や終わりに「なにか聞きたいことはある?」と先輩から聞かれることがあると思います。せっかく先輩にわからないことを聞くことができるチャンスなので、疑問に思ったことは聞けるように準備しておくといいと思います。そのためには、ぼーっとシャドーイングするのではなく、「患者さんにこのように声を掛けたのはなんでだろう?こうしてのはなんでだろう?申し送りは何時にするのがいいのかな?」と考えながらシャドーイングをする必要があります。自分が実際に看護師として働けるように不足している部分は質問して解決していきましょう。
・行動計画はどのように計画していますか。
・情報収集で確認しているところはどこですか。
・始業の何分前から情報収集をしていますか。
上記のようにシャドーイングではわからなかったことも聞いていいと思います👍
さいごに
いかがだったでしょうか。職場によってシャドーイングの目的が異なるため、ポイントが少しズレるかもしれません。職場のシャドーイングの目的を確認して、目的を達成できるように行動してみてください。
すごーく緊張していると思いますが、まずは職場に慣れることです。1年目で全く仕事ができないことは当然です。一つずつでもできることを増やしていけるように頑張ってくださいね!