医療

集中治療室(ICU)必要な知識!おすすめ勉強本3選!

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看護師1年目から集中治療室で働く私が、集中治療室に必要な知識をゼロから勉強するのにおすすめの参考書を3つ紹介します。

集中治療室に必要な知識ってなに?

そもそも集中治療室とはどんなところでしょうか。

集中治療とは、「生命の危機に瀕した重症患者を、24時間を通じた濃密な観察のもとに、先進医療技術を駆使して集中的に治療する」こと。そして集中治療室(ICU)とは、その集中治療のために濃密な診療体制とモニタリング用機器、また生命維持装置などの高度の診療機器を整備した診療空間をいいます。  日本集中治療医学会 より引用

 

集中治療室の対象は、「生命の危機に瀕した重症患者」です。つまり、重症患者であればどんな疾患でも厭わないということです。集中治療室の看護師は、幅広い分野の病態理解が必要となります。また、モリタニング用機器、生命維持装置などの機器を使用することも多いです。具体的には、心電図・人工呼吸器・NPPV・透析などがあります。意識障害がある患者も多いため、それらの機器から患者に異常がないかを把握できるような、機器と病態の理解が大切です。

幅広い分野の病態理解、心電図や人工呼吸器の理解をゼロから学べる参考書を紹介!

おすすめ①心電図の勉強ならこれ!

今すぐ看護ケアに活かせる 心電図のみかた

循環器疾患のみならず、心電図を使用するため実用頻度の多い知識となります。また、重症患者は循環動態の管理が重要です。心電図変化に気づくことができる能力は集中治療室看護師に必須能力といえます。

心電図の基本が分かる

どの不整脈が危険かわかる

電解質異常や薬剤性による不整脈も解説あり

報告やケアの方法が分かる

事例を使って不整脈を説明しているから症状や状況がイメージしやすい

持ち運びやすい本の厚さ

今すぐ看護ケアに活かせる心電図のみかた (ナースビギンズ) [ 藤野 智子 ]

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心電図の参考書は、実際に手に取ってみたときに自分が分かりやすいな・見やすいなと思ったものを選択すると自分にあった参考書を選ぶことができると思います。インデックスシールを貼ると、勤務中でも即座に不整脈を確認できるのでおすすめです!

優先的に覚えておきたい内容は、洞調律(SR)、心房細動(af)、心室細動(VF)、心室頻拍(VT)、心房期外収縮(APC)、心室期外収縮(PVC)です。正常の波形(SR)を知らないと、異常が分かりませんので正常の波形を覚えておくことは必須です。そして、致死性不整脈であるVT・VFも知っておかないと急変に気づくことができないため覚えておきましょう。

おすすめ②集中治療室で扱う機器ならこれ!

これならわかるICU看護

集中治療室は、人工呼吸器、透析、フロートラック、ICPセンサー、BISセンサー、ドレーン、、、たくさんの機器を使用します。この本1冊で基本的なことが学べます。私も、先輩看護師に勧められて1年目の時に購入した愛用品です。どこを観察して、何に注意しないといけないのかがとても分かりやすく解説されています。

カラーの図や絵がたくさんで見やすい

呼吸器・透析・ドレーン・画像の味方・輸血・ICPセンサー・BISモニター、補助循環・ペーシングについてわかる

観察する内容やアセスメントの仕方も解説している

これならわかるICU看護 ナース 集中治療室 書籍 看護 本 看護書 医療 看護師 勉強 資格 正看護師 認定看護師 看護師長 上達 看護学 照林社 自宅でお勉強 自分時間 自己研鑽 ナースのことなら

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 おすすめ③病態理解はやっぱりこれ!

集中治療室では様々な疾患の患者が入室します。特に多いのは、循環器・脳神経・呼吸器だと感じます。まずは、その3領域を勉強するといいかと思います。

循環器では、心臓の機能・心不全・心筋梗塞・大動脈解離について勉強するといいと思います。どんな機序で起こる病態なのか、どんな病態だからどのような症状が見られるのか、その症状に対してどのように治療していくのか、治療後の合併症はどんなことに注意して観察すればいいか、、、を考えながら病態→治療→看護に関連付けて勉強すると臨床でも知識が活かせるようになります。(どの分野の勉強でも同様)

脳神経では、脳の機能・脳動脈の名称と栄養している場所・脊髄神経・脳梗塞・脳出血・意識レベルと四肢麻痺の見かたについて勉強します。四肢麻痺の見かたは病院ごとに程度が異なることがあるため、配属先のスタッフに確認する必要があります。

呼吸器では、肺のガス交換・呼吸不全・肺炎・間質性肺炎・人工呼吸器について勉強します。

病気がみえる シリーズ

医療従事者であればだれもが知っている「病気がみえる」シリーズ。これは、看護師だけに向けたものではないので、とても詳しく病態の説明があります。深く勉強したい方にお勧めです。一冊が結構高く集中治療室は分野が多いので、中古での購入や先輩から譲ってもらうのもいいと思います。中古の場合は、シリーズによってリニューアルされていることも多いので、新しい版か確認してからの購入した方がいいです。

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かんテキ シリーズ

看護師向けの参考書

電子カルテでどんな情報収集をすればいいかが分かる

簡単な病態・症状・治療が分かる

観察項目が分かる

画像の見かたも解説あり

注意する必要がある合併症が分かるからどうなったら危険かわかる

かんテキ 循環器 患者がみえる新しい「病気の教科書」 [ 大八木 秀和 ]

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集中治療室で働く20代看護師です。看護や医療についての情報を医療者や医療者じゃない人にも発信していきます。