看護師

看護師の有効的なメモの取り方ポイント【集中治療室看護師】

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集中治療室で新人教育にも携わっていた私が考える「看護師の有効的なメモの取り方」を紹介します。※あくまでも個人の考えなので絶対に正しいわけではありません。参考程度に見ていただけたらと思います。

メモって必要なの?

メモを取っている男性会社員のイラスト

メモを取るか取らないかは個人の自由だと思います。メモを取らなくても覚えられる人も中にはいるのかもしれません。しかし、何人もの新卒看護師を見てきた中でメモ無しで業務を遂行できている人は見たことがないと断言してもいいほど、看護師の覚える事は多いです。そのため、私はメモを取ることをお勧めしています。

メモを取らなくてもできる人に強要するつもりは全くありませんが、メモを取らずに業務等を覚えられないのであれば、メモを取らずに見たり聞いたりするだけの覚える手段を変えるべきであると私は思います。その方法の変更が「メモをとる」だと思います。メモが合わないのであれば他の覚える手段を考えるべきです。覚えられない手段を継続していても状況は変わらないので自分に合った方法を模索し、覚える努力をするべきです。

業務は先輩看護師からその都度教えてもらうと思います。先輩看護師も新人看護師が一度で覚えられるとは思っていないはずですが、何度も同じことを一から聞かれることはかなりストレスに感じます。メモを見返して1度教えてもらったことの20%でも思い出し、残りの80%を先輩看護師に聞くようにすれば、先輩看護師もわからない部分を補おうと協力できます。自分がどこまでわかっていて、どこが分からないのかを整理して把握するためにもメモは有効です。

メモの取り方ポイント

私が実践していたメモの取り方やメモが苦手な新人看護師を見ていて感じたメモの取り方のポイントを紹介します。

使う色は3色

黒一色やカラフルにしてしまうと、何が大切なのかが分かりにくいです。そのため、3色を使い分けてメモを作成することをお勧めします。

  • 黒:普段使い
  • 赤:重要なこと(優先的に覚えないといけないこと)
  • 緑:事後学習すること

黒で殴り書きをして、重要なことや事後学習が必要そうなことは赤と緑で下線を引くなどして色を使い分けます。

仕事中にわからないことがたくさんあると思うので(病態や薬など、、、)それらを忘れないように緑色でメモをして、自宅に帰って何を復習すればいいかをメモを見ながら振り返る材料にします。参考書での勉強も有効ですが、実際に病棟で使用している薬剤やよく入室される疾患から勉強するほうが仕事に役立つと思います。

メモ帳は2冊持ち歩く

ノートのイラスト(文房具)

とにかくメモ書き起こす用・オリジナルの仕事マニュアル(きれいに書き直した業務中に確認しやすいノート)の2冊を準備すると使いやすいです。2冊目のノートは自分オリジナルの仕事マニュアルです。「このノートを見れば、仕事で困ることはない!」と思えるような自分用のノートを作りましょう!取扱説明書のイラスト

とにかくメモをする用

  • 忘れないようにとにかくメモをする(見にくくてもいい)
  • 日常的にメモを取るのはこのノート
  • 事後学習したい事柄もメモをする

オリジナルの仕事マニュアル

  • メモした中から業務中に確認することが多いものを選択し、確認しやすいようにまとめる(書き直す)
  • 自分オリジナルの仕事マニュアルになる

見返したときに100%理解して行動できる内容にする

メモを取るのが苦手そうだと感じる人がいます。その人達に共通するのは「後から見返したときに自分が理解できるかどうかを考えれていない」ことだと思います。

新人看護師がメモをしているときに、「そのメモを見ながらやってみよう」と声を掛けると、できないor手順が不足しているということが起きる時があります。メモを見返すように促しても、自分自身がそのメモを見ても理解できていないのです。

メモは箇条書きでもいいし、図でもいいし、文章でも構いません。自分自身がそれを見返したときに正しく理解できる表記であればいいのです。正しく理解できる表記とは、「自分がそのメモを見て100%理解できる」ことです。だから、メモをするときは「これを見て自分は次から100%できるかな」と考えながらメモを取ってみてください。

自分が思っている以上に細かくメモをするといいと思います。

インデックスを付ける

オリジナルの仕事マニュアルにはインデックスを付けることをお勧めします。看護師の業務は多忙でノートから自分の確認したい内容を探している時間も惜しく感じると思います。(少なくとも私はそう感じました。)そんな時に、インデックスがあると一目でわかり、すぐに確認したいページを開くことができます。

メモは最後まで書ききる

仕事が忙しくてメモをしている最中に別の業務をしないといけないことも多々あるかと思いますが、せっかくメモをする必要があると判断したことを中途半端にしてしまうのはもったいないです。後追いでもいいので、メモしたいと思ったことは最後までメモをしないと、中途半端なメモを見返したときに使い物になりません。

丈夫なメモ帳を使う

私はリングノートを使用しています。リングノートは左右のページが切り離されている分メモがしやすいですが、リングから紙が切れやすいです。常に持ち歩いて何度もページをめくっていると紙が破れてしまいます。私のノートはいろいろなページが破れているので補強の跡がひどいです(笑)値が張っても丈夫なノートを使用するべきだと思います。

ポケットに入るサイズを使用する

持ち歩いて必要な時に使用するのがメモ帳になります。そのため、持ち歩きやすさも重要です。ナース服のポケットに収まるサイズのメモ帳を使用しましょう。

印刷できる内容は印刷して貼る

資料があるのであれば、メモ帳に貼れるサイズに印刷してメモ帳に貼ると時短になります。私は、冠動脈や脳血管の図、よく使用する薬剤の薬効などを縮小印刷をしてメモ帳に貼っていました。



 

 

ABOUT ME
@07
集中治療室で働く20代看護師です。看護や医療についての情報を医療者や医療者じゃない人にも発信していきます。