看護師

不規則な勤務で閃輝暗点を起こす看護師【夜勤明けの体調不良】

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私は、集中治療室(ICU)で看護師として働いています。集中治療室は、夜勤の回数が一般病棟よりも多いです。かと言って夜勤専従でもないため日勤もやっています。そんな不規則な勤務をしていて体に起こった異変(閃輝暗点)について話そうと思います。

異変(閃輝暗点)が起きた時

私の勤務は2交代制で、日勤日勤夜勤夜勤のような勤務を1日休みを挟みながらこなしていました。十分な休日がないため、夜勤明けに寝て過ごしてしまうのがもったいない気持ちになっていました。そこで、夜勤明けは寝ずに遊ぶようにしていました。当時は、夜勤が苦手で夜勤前は強い緊張からほどんと寝ずに夜勤をしていました。それもあって、疲労と睡眠不足が日に日に増していました。それでも、夜勤明けの時間がもったいなくて遊んでいました。

閃輝暗点のイラスト

ある夜勤明けに携帯でネットサーフィンをしていたら突然、ちょうど焦点辺りに白くてギラギラした光が見えるようになりました。視点をずらしてもちょうど焦点を覆い隠すようにギラギラした光が消えませんでした。

看護師なのもあって「視神経系がおかしいな」と脳に異常があると考え、手足が動くことや呂律に異常がないことを確認しました(笑)

持っていた携帯で、症状から病名を検索しようと思い、タイピングしたけれど、ちょうど焦点を覆うようにギラギラしている光が邪魔でまったく文字が読めませんでした。普段、見えている視界のうち焦点以外の景色はほとんど視覚情報として機能していないことに驚きました。

結局、焦点をギラついている光のせいで検索できませんでした。

視界がギラついているなか、ベッドに横になり原因を考えていました。若いことや高血圧がないことから脳出血はないな、あるなら脳梗塞かなとか色々考えているところでやんわり頭痛がしてきました。本当に頭の中がおかしいんだなとビビりました。

30分ぐらいすると光が消えて頭痛もなくなりました。あとから調べてみると「閃輝暗点」という症状が当てはまりました。

その後も、勤務の終盤の一番疲れている時間帯に閃輝暗点が時折出るようになりました。モニターが見れないため、仕事にならない時間が20から30分ぐらいできてしまうため仕事にも支障をきたしました。


閃輝暗点(せんきあんてん)とは

閃輝暗点とは

閃輝暗点とは、突然視界にギザギザとした光が見える症状のことです。一般的には、片頭痛の前兆として現れることが多いです。光の色や形は人によってさまざまなようで、私の場合は白くて円形のギザギザでした。通常は1時間以内に収まります。

原因

原因は、脳の血管が収縮することで起きるといわれています。簡単に言うと、一時的に血管が縮れて血液が流れにくくなってしまうことで症状が出ます。完全に血液が滞った状態が脳梗塞なので、脳梗塞と症状が似ています。

閃輝暗点が頻回出る場合は、脳梗塞や一過性脳虚血発作などの他の重大な疾患の症状である場合があるため、受診する必要があります。特に脳梗塞は発症から4.5時間以内に病院へ受診しなければ有効な治療の適応外となってしまうため、早くの受診が重要です。

予防

リラックスして座る女の子のイラスト

主に生活習慣を正すことや疲労を溜めないことが予防につながります。

  • ストレスを溜めない
  • 十分な睡眠をとる
  • タバコを吸わない

先ほども述べた通り閃輝暗点以外の病気が潜んでいる場合があるため、心配な方は病院へ受診し鑑別をすることをお勧めします。


これからはしっかり寝ます

私は、時間がもったいないからという理由で疲れているのにも関わらず、睡眠時間を削って遊んでいました。その疲労や睡眠不足、ストレスから閃輝暗点が生じたのではないかと思います。(タバコは吸わないです。)

それからは、「健康あっての遊び」だと思い、しっかり休んでから遊ぶようにしています。夜勤明けは必ず寝るようにしています。夜勤前も寝れるように工夫しています。しっかり休息をとることで、閃輝暗点がなくなりました。

 

ABOUT ME
@07
集中治療室で働く20代看護師です。看護や医療についての情報を医療者や医療者じゃない人にも発信していきます。