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こんにちは。
私は、集中治療室で看護師の経験を積み、その後は縁あって看護大学院へ通いながら看護大学教員になることを目指しています。看護師の多くは病院や施設で働くため、「看護師の教員」に関する情報が少なく、私のキャリアチェンジには多くの不安があります。そこで、実際に私が大学院に進学し教員を目指す過程をブログに残し、「臨床から離れて大学教員を目指す看護師」に向けて情報を発信するブログをはじめました。
今回は、私の臨床を離れて大学教員になるというキャリアチェンジを試みるようになったきっかけをお話したいと思います。看護大学教員や看護研究職に興味がある方の役に立てればと思います。
目次
そもそも看護大学院とは?
皆さんは、看護大学院に進学する人が何を目指して進学しているイメージがありますか?
上記のようにうっすらと大学院=専門性を高めるという理解をしている人が多いなかなと思います。(私がそうでした。)
実際のところ、「大学院=専門性を高める」で正解です。
専門性を高める方向性として、
- 専門看護師を目指す
- 看護研究職になり、専門性を深めて看護の質を高めることを目指す
主に上記の2パターンがあります。
大学院では、修士課程(2年間)とそのあとに、博士課程(3年間)の(ストレートで進学できれば)5年間学ぶことができます。
専門看護師になる条件に、臨床経験だけでなく修士の取得が必要になります。そのため、専門看護師を目指す場合は、修士課程までを修了し、博士課程まではしなくてもよいです。
一方、研究職を目指す場合は博士課程まで終える必要があります。
- 看護大学院では、臨床での経験を活かして、より高度な知識や実践能力を身に着ける場!
- 研究方法や論文作成を学べる。
- 大学院には修士課程(2年間)の後に、博士課程(3年間)がある。
- 専門看護師を目指すには修士の取得が必要なため大学院へ進学する必要がある。
- 看護研究職を目指すには、修士と博士の取得が必要。
看護大学院に行くと教員になれる?
大学教員として働くためには、教員免許は不要です。その代わりに、以下の条件があります。
- 看護師としての臨床経験が3から5年以上ある。
- 大学院に行き、「修士号」や「博士号」を取得する。(例外的に、優れた実績があれば、その専門性が認められて大学教員になれることがあります。)
- 大学教員のポストに募集する。
- 助手→助教→講師→准教授→教授の順に上がっていくのが一般的。(突然、教授にはなれない。)
- 研究や論文の執筆
学生の時に暇そうに見えた看護大学教員ですが、看護大学教員の主な仕事は教育だけじゃなかったんです!
私のキャリアチェンジのきっかけ
現状の環境を変えたかった
私は、「看護大学院に行こう!大学教員になろう!」と思って退職を決意したわけではありませんでした。職場環境の不満等があり、結婚をきっかけに退職を決意しました。転職活動についても記事にしているので、興味のある方はぜひ下記の記事もご覧ください。
総合病院への転職は、また同じような職場環境で働くことになる気がして、転職理由を解決できるとは思えませんでした。かといって、クリニックも自分に合う気がしない、、、めちゃくちゃ悩みました。
転職活動中に恩師の勧め
転職活動中、大学の教授から大学教員を目指しませんかというお誘いがありました。大学生時代にお世話になった教授からの突然の連絡に驚きました。
研究+教育も楽しいかもしれない
上記でもお話した通り、看護大学教員の仕事は「人材の育成と看護研究を行い、看護に還元する」ことです。
学生時代は、研究なんてやっても大きな成果は得られないのに研究なんてやるもの好きっているんだなぁ。ぐらいにしか思っていませんでした。しかし、私は臨床にいるときに看護研究を読み、看護実践での悩みの解決につながった経験がありました。
自分がその研究を作成する側になれると思うと、面白いかもしれないと思いました。
現在(2024年6月時点)
まずは、現在の職場を退職し、来年度からの看護大学院に進学することを目指しています。そのためには、大学院試験に合格する必要があります。
看護大学院に進学する人が少ない分、院試の情報や大学院での生活についての情報があまりないため、今後は大学院試験や看護師の退職の話など中心に随時発信していきたいと思います。そして、来年度からは大学院生生活や学んだこと、キャリアチェンジをしてどうだったかを発信していくつもりです👍