看護師

置かれた場所で咲くべきときと、そうでないとき【看護師の独り言】

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私は大学受験に失敗して適当な4年制の看護大学を卒業しました。その後、総合病院に就職し、4・5年の臨床経験を積んで退職。その間に考えたことを記事にしました。

環境が変われば行動が変わる

私は、自分を取り巻く環境がとても重要だと思っています。それは、環境によって自分の行動が変わるからです。例えば、看護学生として実習に行けば学生らしい行動をとる・新人看護師であれば先輩に気を使った行動をとる・先輩看護師になれば後輩を指導する、、、といったように自分の置かれた環境によって自分の行動は変わります。

私が勤めていた総合病院では、経験年数が増えれば増えるほど後輩の悪口や陰口が多くなるような職場でした。そういったネガティブ話題でしかコミュニケーションが取れていないようにも見えました。そのため、周囲と馴染むためには悪口を同じように発するしかなかったのです。悪口を言わなかった自分が周囲と話を合わせるために悪口を言ってしまったのは、まさに「環境が変われば行動が変わる」を体現した出来事と言えると思いました。その変化は私にとってプラスなものではありませんでした。このままこの環境に居続けても自分にとっていいことはないと思いました。自分の興味のある分野の病棟でしたが、何もここでしかできないことではないため、自分が気持ちよく頑張り続けられるような環境へ行こうと思いました。

自分がなりたい姿や目標を達成しようと考えた時に、環境を変えることは効率的な方法

意識高い系の人のイラスト

スターバックスに行くとPCで仕事をしていたり読書に励んでいたりと自分のために努力している人が集まっているように感じます。私は、そういった人たちを見ると「自分も頑張ろう」とモチベーションが上がります。何かに集中したくても集中できないときは、スターバックスへ行き、そういった人たちに囲まれながら作業をすると集中できます。このように、環境を変えるだけでモチベーションがアップして作業効率が上がるため、環境を変えることは目標を達成する上で有効な手段だと思います。

これは、意識的に自分で環境を変えて自分にプラスな影響を与えることができるため、些細な環境の変化をあえて自ら作り出すことは日常的にも役立つなぁと感じています。(ダイエットをする時なんかでも役立つと思う)

大きな環境の変え方が転職だと思っています。私が勤めていた職場のように周囲の悪口が多いというのは、私個人の力では変えることができないのは想像に難くないでしょう。そうとなれば、別の環境に自らの身を移す方が簡単です。


‘’置かれた場所で咲きなさい‘’とも言う

コスモスのイラスト(花)

高校は進学校に進学していました。生半可な気持ちで何となく合格してしまった進学校では、勉強のモチベーションが皆無で体たらくな学生でした。それもあって、大学受験は失敗し、適当な看護大学へ進学。望んでいない場所での大学生活に落胆していたら(望んでいない大学となったのは自分のせい)、似たような境遇の友人に「置かれた場所で咲きなさいって言葉を大切にして頑張ろうと思う。」というような話をされました。

その時に私はここでも看護師を目指せるんだから落胆する必要はないと思えました。そう思えてからは、高校のように体たらくな学生になるまいと勉学に励みました。

真面目に授業に取り組んで看護大学を卒業しました。実習では憧れる看護師を見つけることができ、信頼できる大学教員にも出会え、一生の友人もできました。いい経験ばかりではなかったけれど、この大学に入学しなければ出会えなかったような人たちに出会えました。それに、大学を卒業して数年経過したときに、私の大学での頑張りを評価していただき、大学教員の勧誘をされました。この大学で頑張らなければ私のキャリアデザインに大学教員や研究者になる余地はなかったと思います。そういった選択肢の幅が広がったのも、望んでいない大学だったけれどその環境下で努力したからだと思いました。この場合は、「置かれた場所で咲きなさい」が正解だったと思います。

目標を達成できる環境かどうかが見極め、正解はない

自分がその環境で目標が目指せるかどうかが「環境を変える」or「置かれた場所で咲く」のどちらが有効か見極める鍵になると思いました。先ほどは、大学で頑張ったことが正解だったと言い切りましたが、どっちを選んでいても正解や不正解はなかったと思います。(その大学を退学していた未来を私は知る由もないから)

どの選択をしても「この選択は正解だった」と自分自身が納得できるようにこれからも行動していけたらいいなと思います。そして、自分にとってプラスな影響を受ける環境に自分の身を投じていこうと思います。

ABOUT ME
@07
4年生の看護大学卒後、集中治療室看護師として臨床経験を積む。その後、転職活動を行った末、縁あって修士課程を取りながら看護大学教員+看護研究職を目指しています。臨床を離れて看護師のキャリアチェンジを考えている人に向けて、転職活動や大学院での生活・看護研究についての自身の経験を発信します。