看護師

総合病院からクリニックへの転職を辞めた理由【転職体験記】

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総合病院での忙しく不規則な勤務と人間関係にうんざりして退職したまるななが、次の職場として内定をもらったのはクリニックでした。しかし、クリニックの内定を辞退しました。総合病院からクリニックに転職をしようと思ったのに、辞退した理由について記載していきます。

転職のきっかけ

転職のきっかけは、人員不足による多忙さと人間関係でした。詳しくは、下記の記事に記載しています。よかったら、下記の記事もご覧になってください。

転職先の決め方

転職をする際は、現職場を退職した理由を改善できる職場選びが大切です。そうでなけれは、転職をしても同じことの繰り返しだからです。

そして、もう一つ優先すべき点は、「なぜ現職を選んだのか」を考えることです。まるななは、総合病院で集中治療をしたくて就職しました。それは、「重症患者の看護をしたい」「夜勤をやって稼ぎたい」「急性期の看護師はかっこいいな」という思いがあったからでした。

「重症患者の看護や急性期の看護師がかっこいい」という、まるななの叶えたかったことは現職で十分にできたかなと諦めがつきました。また、急性期の看護師はピリピリしていることが多く、人間関係に不満があったまるななは、次も急性期の職場に行きたいとは思えませんでした。それは、まるななの転職理由の「人間関係の改善」を解消しにくいと思ったからです。

「夜勤をやって稼ぎたい」という思いの根底には、「お金を稼いで自立した生活を送りたいし、旅行や趣味に惜しげなく投資をしたい」という思いがありました。そのため、給料は高めであることは必須条件でした。これが、「お金を稼いで、自立した自分が好き」という自尊心を保つために高収入が必要なのであれば、お金以外に自尊心を保つことができる何かを見つければ、収入が下がってもよいと思います。

つまり、転職後にどんな自分や生活を期待しているかを考えてみると、自分にとってどんな医療機関が合っているのかが見えてきます。

転職したいけど、どこに転職したいか悩んでいる人は、ぜひ自分と見つめあって考え直してみてください👍

クリニックを選んだ

理由

まるななが内定をもらったクリニックは、以前通院したことがあるクリニックでした。クリニックを患者として利用したときに「看護師の対応がスムーズだった」「看護師の対応が好印象だった」「患者が多くて地域住民から頼りにされている」「医師の親しみやすい喋り方や雰囲気がいい」といった好印象を受けました。とても雰囲気がよくて求人があるか確認すると、ちょうど求人がありました。しかも、求人理由が「欠員」ではなくて「増員」だったのもよかった点でした。(退職者ばかりで欠員が多いクリニックは職場に問題がありそうだから)

直接面接に行き、仕事内容を聞いたり職場の雰囲気を感じ取ったりしました。そこでも、かなり好印象でした。まるななが解決したかった多忙さや人間関係が解決できる職場だと思い、ここに就職したいと思いました。



内定をもらった

面接から一週間ほどして内定をもらいました。とてもうれしかったです。これで、現職場から解放されて、新しい職場で頑張るぞというモチベーションとワクワクした気持ちでした。しかし、給料や手当の詳細などは知らされていませんでした。

労働条件通知書を確認する

後日、労働条件通知書(給料等の詳細が記載された書類)が届きました。確認すると、基本給が16万円、手当込みで23万円でした。さすがに、給料の低さにびっくりしました。年収は300万円くらい。求人を見ると25-30万と記載されていたので25万はあるとばかり思っていました。

総合病院での年収は600万円程度だったので、転職理由の人間関係や多忙さを解消することを重視しすぎたために給料がとんでもなく下がることになってしまいました。総合病院での年収が高かった分、毎月の税金もかなり高く、クリニックへ就職をした際に手取りが15万切ってしまうことに気が付きました。さすがに、経済的不安を拭うことができず、内定を辞退させていただきました。

クリニックに失礼なことをしてしまった

クリニックへ転職すれば、夜勤をやっている今よりも給料が下がることは明白でした。しかし、実際に内定が出て正確な自分の給料を知るまで現実味がありませんでした。自分が給料を重視していることに気が付くきかっけになったとともに、就職を検討していただいた医療施設に失礼がないように今後は転職先を吟味していかなくてはならないと思いました。そこで、最初に記載したような転職先の決め方が大切だと気付き、自分を振り返り別の医療機関への転職を決めました。

ABOUT ME
@07
4年生の看護大学卒後、集中治療室看護師として臨床経験を積む。その後、転職活動を行った末、縁あって修士課程を取りながら看護大学教員+看護研究職を目指しています。臨床を離れて看護師のキャリアチェンジを考えている人に向けて、転職活動や大学院での生活・看護研究についての自身の経験を発信します。